ライン

今月のお話

ライン

「 楓葉経霜紅(しもをへてふうようあかし)」・・・



          


立冬から一気に秋色が
濃くなったように思います。

一雨ごとに、その冷たさが
身にしみてきますよね。
そうして、秋冬の装いをして、
ふと見上げれば、樹々は黄紅葉の宴へと
移ろい始めています・・・。


風に舞う銀杏の葉は、黄色の絨毯を、
紅葉や楓は赤い毛氈となって色づく大地。

この美しさを見るために、
一年過ごして来たと言うくらい、
秋が好きという人は少なくありません。


夏の暑さ、台風や大雨に耐えて来た時間。
思い出せば、苦しかったときもたくさんありました。

楓葉経霜紅。

霜を経て紅葉が美しくなるという喩えをして、
人もまた様々な苦境を経て、大勢するということ。
含蓄のある言葉です。


黄紅葉の美しさを今日に伝えるのも、
きっと、苦しさを乗り越えた、
先人たちの優しさではないでしょうか。


深まる季節をしっかりと心に
留め置きたいと思います。


さて、
晩秋の古都、奈良を散策してみませんか。
浪漫溢れる、いにしえのまちをどうぞ。
また、納骨、永代供養、法事などお考えの方は、
当院までお気軽にご相談ください。
ご連絡頂けましたら、随時ご案内申し上げます。








ありがとうございます。


                                                     合掌


☆今月のお話 法話アーカイブ


Copyright (C) 徳臧院. All Rights Reserved.