「善哉(ぜんざい)」・・・
穏やかな年越しから、一転、
雪景色の中にで2017年の冬を感じております。
鈍色の天井から舞う、雪、
晴れ渡る夜空に大きな月、
健気に咲く冬桜は可憐花。
冬を彩る雪月花の妙なんですね・・・。
さて、寒さが厳しくなると、
温かいものを欲っするのが人情、
特に甘いものは有り難い限りです。
その代表的な食べ物に、善哉があります。
善哉とは、「良い」という意味のサンスクリット語
「サードゥ」の訳語で、「結構」「その通り」ということ。
お釈迦様がお弟子の答えに満足した時など、「善哉、善哉」、
つまり「結構、結構」とほめたと伝えられています。
また、そこから転じて
修行者をさす意味でも「サードゥ」は用いられます。
ではなぜ、お餅とつぶあん(関西)の汁物を
善哉と呼ぶようになったのでしょうか。
諸説あるそうですが、
恐らく、砂糖で味付けされたお餅は、
庶民には滅多に口にできなかったことから、
これを食べた人が、仏教知識のある人で、
「結構、結構」を
「善哉、善哉」と言ったのが
始まりだったのかもしれません。
体を温めてくれる至福のひととき、
寒い季節の贅を楽しんでみましょう・・・。
☆今春、納骨、永代供養、法事をお考えの皆さん、
どうぞ、当院へお気軽にご相談ください。
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合掌