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今月のお話

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「心外(しんがい)」・・・






皆々様、
書中お見舞い申し上げます。


水分補給と休息、日よけなど、お出かけの際は、
十分にお気をつけください。

今夏の暑さが吹き飛ぶような
凄惨な事件がまた起きてしまいました。
障がい者施設に侵入して抵抗できない人たちを
次々に襲う卑劣な犯行。

事件の経緯は、追って伝えられるでしょう。
しかし、この事件が投げかけた「心」また「命」
という命題をどう受け止めていけば良いのか、
障がい者の命を奪っても良いという独善的犯行に
怒りを覚えると共に彼の「心」の内と外に何が
あったのか、謎は尽きません・・・。

仏教で、心外(しんげ)とは、心の外をいい、
問題は、その心の外に何があるのかということなんですね。
大きくわけて二つの捉え方がありまして、
一つは、心の内は、煩悩に覆われているから、そこを脱け出た外に
求めるさとりがあるという考え方。(心外活路)
一つは、心の中にこそ仏様がいるので、
外に求めるものは無いという考え方。(心外無仏)

一人ひとりの存在の尊さ、心、そして命の尊さを
何度でも真正面から捉え、伝えたい。

今できるのは、
それしかないのかも知れません・・・。


さて、
お盆が近づいてきました。
ご先祖様に手を合わせて、
また故人を忍大切なときです。


どうぞ、ご家族皆さんで、
お参りください。


また、永代供養、納骨で
お悩みの方は、どうぞ、
お気軽に当院までお問い合わせください。



ありがとうございます。


                                                     合掌


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