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今月のお話

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「四苦八苦(しくはっく)」・・・






連休があけてなお、収まらない熊本地震の猛威が
暗い影を落としています。

しばらくは雨の影響も懸念され、避難所や車中、
テント生活を強いられている多くの方たちには、一刻も早く
住環境を取り戻してほしいところ。

あらためて
熊本地震で、無くなられた方、そして被災された方たちに
お悔やみとお見舞いを申し上げます。

そうして、
私たちも、できることは何かを考えている次第です・・・。

この苦難の時代どう生きるべきか・・・。
答えなき問いに、今、立たされています。

四苦八苦。


仏教では、四苦、すなわち「生老病死(しょうろうびょうし)」、それに
「愛別離苦(愛するものと離別する苦しみ)」
「怨憎会苦(うらみ、憎む相手と会う苦しみ)」
「求不得苦(求めるものが得られない苦しみ)」
「五陰盛苦(色・受・想・行・識の五陰※から生まれる苦しみ)」
を加えたものが八苦と言われています。

※色は、物質と肉体。受は、感覚や知覚。想は、心に浮かぶ概念。
 行は、意志や記憶。識は、識別する意識。


四苦八苦するのが生きるということなのでしょうか。


いや、
そこから脱することを目指す、
それこそが人生であろうと思うのですが・・・。


不安に満ちた苦海を渡るために、
灯(心)を一つ、また一つ、ともしながら、
今日を生きていくことが、
今できる一歩なのかもしれませんね。


さて、梅雨までの爽やかなひととき、
お墓や納骨、永代供養をお考えの方は、
ぜひ、当院まだお気軽にご相談ください。
随時、ご案内申し上げます。



ありがとうございます。


                                                     合掌


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