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今月のお話

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「柳緑花紅 (やなぎはみどり はなはくれない)」・・・






柳緑花紅 (やなぎはみどり はなはくれない)

迎えた桜の季・・・。

何かにたとえるのが西洋の美とするなら
ありのままを愛でるのが日本の美でありましょう。


柳緑花紅とは、禅の言葉で、まさに人の手を介さない
自然のままの美しさを表しています。

実際、桜花の紅と柳の緑の調和は
見事としか言いようがありません。


加えて、人知れず咲く花も感銘深いですね。
人に見られるためではなく、ただ春を迎えては花を咲かし、
鳥たちのさえずりをきいて散る。そうしてまた葉を茂らせて
移ろう季節を、「今」を生きていく・・・。自然のままに・・・。


そうして、時々、自然のままとは一体何かを考えさせられます。


命を迎え、育み、そしておくる。
この連綿と続いて来た自然の営みの上を、
私たちは生きていますが、歓喜悲哀を繰り返し、
とりわけ悲しみの色に打ち拉がれてしまうもの。
だからこそ、命が萌える卯月にあっては、
「そのままの姿」に心魅かれ、癒されて、
また明日へ生きていけるのだと思います。

緑紅の花の宴は、まだ続きます。


さて、新緑季節となりました。
納骨や永代供養をお考えの方、
またお悩みの方は、ぜひ、
当院まだお気軽にご相談ください。



ありがとうございます。


                                                     合掌


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