ライン

今月のお話

ライン

「退屈(たいくつ)」・・・






心地よい陽射しを背中に
感じられるようになりましたね。

ウグイスの声に可憐な梅花を愛でつつ、
桜頼りを待つ今日この頃・・・。


お彼岸を迎えると、
本当に春が来たなと
思うものです。


戦後70年目の節目、
この穏やかな春の日和のように、
平和の大切さを痛感します。


さて、一体私たちは、どれくらい平和を
意識しているのでしょうか。

ともすると、刺激的な出来事にばかり
心を奪われがちかも知れません。

ですから、平凡であることを、
退屈な日常を、ときに疎ましくさえ、
感じてしまうのですが・・・。


皆さんは、いかがですか。


退屈という言葉。

これも元は仏教の言葉で、修行の難しさや苦しさに
屈してしまい、つい、仏の道から心が退いてしまうということ。
そうした修行をする心が失われた状態をあらわした言葉とのこと。

そこから、派生して
何もしなくなると、時間を持て余し、
つまらないと思うようになり、
これが今使われる退屈になったいわれております。


日々の平穏な暮らしというものは、
退屈な場面もありましょう。
しかし、それもすべて平和の上に成り立っていると
考えますに、感謝こそすれ、不平不満は慎まなくてはと
自戒するところです・・・。




ありがとうございます。



☆さて、春のお彼岸を機にお墓のことや
納骨、永代供養など、お気づきのことがございましたら、
当院までお気軽にご相談ください。
ご連絡いただけましたら、詳しくご案内申し上げます。



                                                     合掌


☆今月のお話 法話アーカイブ


Copyright (C) 徳臧院. All Rights Reserved.