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今月のお話

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「善をも思わず悪をも思わず」・・・



今夏も厳しい暑さですが、
皆様、お変わりございませんでしょうか。

まずは暑中お見舞い申し上げます。

さて、  
東日本大震災以後、節電とともに
綴られる夏事情は、毎年台風などにも
見舞われ、暑さ以上に厳しい状況が今年も続きます。

原発再稼働に向けて動き出す国の言い分と、
差し止めを求める声、
経済か、安全かという異なる論点で語られるなか、
未だ不安の払拭には至りません。

是か非か・・・。

人は、原理としての二元論をもとに、
様々な判断をします。(せざるを得ない?)

ただ、心のあり方として、
そうした囚われから離れた境地を
目指そうというのが仏教のお教えです。

善をも思わず悪をも思わず


これは、自他、善悪、左右、是非etc・・・、
といった二元的な見方から脱することを説いた
言葉なんですね。


俯瞰(ふかん)することで、見えてくることは、
たくさんあるでしょう。

そして、自分が「生かされている」という
感謝の気持ちで、捉えてみてください。
きっと見え方感じ方が違ってくるはずです。


お盆には、ご家族でご先祖様にお参りして、
感謝を込めて合掌しましょう。

また、この夏休み、ほんの少しでもいいですから、
命についてご家族でお話されてみてはいかがでしょうか・・・。
今日を生きることを大切できると思います。

お盆のお参り、お施餓鬼供養、お墓のこと、
お困りのことがございましたら、
どうぞ、当院までお問い合わせください。



ありがとうございます。



                                                     合掌


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