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今月のお話

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「好事不如無(こうじなきにしかず)」・・・



大型連休で始まる五月。
新緑にあふれ、一年で最も過ごしやすい季節。

待ちこがれていたのは、人も動植物も
同じでしょうね。

さて、
風薫る爽やかな気候に乗って、
レジャーを楽しむのはもちろん、
できれば、私たちの生活に広がる
「不安、不信」の暗雲を吹き飛ばし、
心地よい風に包まれて暮らしたい・・・。
とは、少なからず、みんなが願うところ。

もっといえば、契機が回復して、
良いことだけがずっと続いて欲しい!

確かにそう思うときはあります。

しかし、良いことばかり続かないことは
誰もが知っているわけです。
バブル崩壊、リーマンショック、
未曾有の震災・・・。

好事不如無

どんなによいことでも、
無いにこしたことはない、
よいことが続けば、それが起因して
災いとなりうるという教えです。


人間は、好いことに遭遇すると、
それに執着して、更にはそれ以上の
ものを求めてしまうの生き物です。

仏教では、そうした執着を嫌います。
好き事も、悪しき事も、いずれも人の
心を拘泥するばかりか、自分自身が災いの
原因になってしまうかもしれないのです・・・。

ただ、無心である。


何事にも捕われない心こそ、
大切だと思うのです・・・・。


さて、
連休を使った行楽と合わせて、
ご家族みんなでご先祖様に
お参りされてはいかがでしょう。
また、
納骨、永代供養、また年回法要等、
お気づきのことがございましたら、
どうぞ、お気軽に当院まで、お問い合わせください。

ありがとうございます。



                                                     合掌


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