「大衆(たいしゅう)」・・・
まもなく梅雨明けして、本格的な夏を迎えます。
東日本大震災後、私たちの節電意識は高くなり、
それぞれに創意工夫のもと、
暑さと向合う三度目の夏・・・。
今夏もその基調はかわらないことでしょう。
しかしながら、
猛暑への備えと合わせて無理のない対処を
心掛けいただきたくお願い申し上げます。
さて、今月は注目の参院選もございます。
ネット選挙解禁で、各党こぞってアピール戦
を展開しているとか。
ときに、ポピュリズム(大衆迎合)偏重と揶揄される
選挙戦ですが、大衆の側からみれば、片腹痛い
思いも無きにしもあらず。耳ざわりの良い言葉
だけで一喜一憂なんてしませんぞ。
大衆。
「だいしゅ」「だいす」とも呼ばれ、もとは
サンスクリット語の「パリシャッド」の訳語で、
意味は「聴衆」とのこと。
仏教でいう聴衆とは、僧や信徒の集まり。
インドではその昔「大衆部」という一宗派が
あったそうで、当時の保守的教団に対して決起独立した
初めての分裂宗派として知られているそうです。
現在では、匿名性、孤立性、無関心等を有する集合として
語られがちですが、個々の意識は決して軽んずべからず。
私たちは、様々な情報を瞬時に得ると共に、
精査し、自身の考えを発信することができるのですから。
心して各候補の主張を吟味しましょうか。
夏休みシーズン、お墓のことやお参りのこと、
ちょっと早いかも、と思わず、
どうぞ、当院へご相談ください。
ありがとうございます。
合掌