ライン

今月のお話

ライン

「会 釈」(えしゃく)」・・・




早咲き告げる桜便りが、駆け足で届けられた今春。
花見のタイミングが合わないという方も少なくないようです。
皆さんのところはいかがでしょうか。

しかし、見渡せば、柳をはじめ、樹々草花の宴は
ここかしこで華やかさをまし、新緑の季節を楽しませてくれます。
そんな中、進入学、新社会人になられた若人たちに、
「いってらっしゃい」「がんばってね」と声をかける近所の方たち。
思わず会釈ですれ違うこともしばしば・・・。

会釈。

これももとは、仏教用語の「和会通釈=わえつうしゃく=」の略語なんですね。
意味は、仏典などの教義を解釈するということ。
特に前後の難しいところをわかりやすくしたり、意味合いが矛盾しそうな
ところを解消したりすることをあらわす言葉とのこと。

現在の「会釈」は、そこから、人と人とのコミュニケーションを円滑に,
そしてより深めていくという意味で用いられるようになったので
はないでしょうか。

考えてみますと、私たちは一日に何度も会釈をしていますよね。
言葉は交わさなくても、気持ちを伝え、受け取るとこができます。

会釈の「花」満開の春、子どもたちも、大人もみんなに笑顔と
希望が増えることを願わずにはおられません・・・。

暖かい日が増えてきます。
ご先祖様にも花便りを届けてみてはいかがでしょうか。

また、永代供養やお墓のこと、法要等仏事のご相談を
承っております。
どうぞ、お気軽にご相談下さい。


ありがとうございます。

                                                     合掌


法話アーカイブ


Copyright (C) 徳臧院. All Rights Reserved.