「堂 々」(どうどう)」・・・
「堂 々」
本国会もいよいよスタートしました。
私たちの生活はまったなし。じわりと上がり始めたガソリンや灯油、
本当に厳しいものがあります。雪害に苦しむ、被災地もまた然り、
春まだ遠く、寒さが増すような切ない2月の始まりです。
連日のように新聞紙面に躍る新政権の施策、
特に、経済のそれには、期待と不安が交錯するわけですが、
まずは「旧弊復古」とならないように、
その一挙手一投足に注視していきたいものですね。
山積する課題に対して、堂々と正面から向き合って
いただきたいと願うばかりですが・・・。
さて、「堂々」たる云々。
よく耳にするこの言葉、もとは、寺社の「お堂」が語源なんです。
二つの意味を有しておりまして、一つは「堂々としている」
=容姿が立派で威厳がある様=
そしてもう一つは「堂々めぐり」=何度も同じところを回りめぐる、
転じて進展のない、くり返しの意味=で、
まさしく七堂伽藍を礼拝しながらめぐる「堂々めぐり」から
派生したんですね。
堂々めぐりについては、本来はもっとプラス志向だったのでしょう。
お百度参りなど、反復=祈願=する行為は、古くから信仰の強さを
表してきた感じがしますからね。
普段、堂々めぐりといえば、否定的意味合いが強く、
経済の立て直し、震災復興においては、あまり
聞きたくない気も致します。
もとより、堂々と「今日一日」を生きられることを
私たちは大切にしなければなりません。
またご先祖様に感謝を持って暮らすこともそうです。
来るべき春へ、一歩ずつ前進していきましょう。
☆春のお彼岸を前に、納骨、永代供養等のご相談は
当山へいつでもお気軽にご相談ください。
ありがとうございます。
合掌