「安閑無事(あんかんぶじ)」・・・
まだ梅雨明け宣言は出ていませんが、夏の到来を告げる蝉の声が聞こえ始めています。
雨上がりに彼らの声を聞いた途端に、辺りは真夏に変化します。
未だに続く災禍の只中で、迎える二年目の夏なんですよね。
しかし、私たちは、この蝉の声に救われているかもしれません。
毎日、密を避けて極力外出しない、ほぼ一日中マスクをして、人と話すことを避けています。
この非日常的な生活がもう二年も続いているんですから、せめて季節の変化を確かめるには
自然の営みに触れるしかありません。彼らのあの忙しい声によって、閉塞した日常が少しでも
緩和されるならいいじゃないですか。
安閑無事は、平凡な日々にこそ価値があるという禅の言葉です。
今はまだ災禍の只中、いわば非日常との世界。この難局に生かされている私たちは、
心から安閑無事の大切さを体感しているといっていいでしょう。
災い転じて…そうです、この災禍を生きるからこそ、来たるべく平凡な日常の大切さを
次代に継いでいけると信じております。
暑さが厳しくなってきますが、どうか、皆々様にはご自愛のほど心よりお願い申し上げます。
さて、
お盆までまだ日がありますが、
様々なご事情でお参りが難しいという方や
納骨、永代供養、各種法要など仏事全般でお悩みの方は、
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
当院では家族葬をはじめご葬儀についても承ります。
ご連絡頂けましたら、随時ご案内申し上げます。
ありがとうございます。
合掌