ライン

今月のお話

ライン

「鏡分金殿燭(かがみはきんでんのしょくをわかつ)」・・・



感染拡大防止のため、ひと月あまり延長された緊急事態宣言。
学校も会社も遠くなるばかりです。いや、人との関わり全てに距離を感じますよね。
そんな新生活習慣の下、自粛有りきの暮らしになって自分自身を「映す」ことが
増えた方も少なくないでしょう。曰く、リモート会議、オンライン授業、その他SNS等etc…

また、ある時から世の中は「映(は)える」かどうかが重要になって、虚実入り混じるうつし鏡を
携行するようになりました。結果、SNS疲れ、リモート疲れなる新たな心労を抱え込むことになったんです。
これがそのまま在宅生活に反映されているのではないでしょうか。

鏡分金殿燭とは、美しい宮殿、燭台を映せど、自分が鏡であることを分かっているという意味。
画面越しに自分を映すときの心はどうでしょう。あるがままの自分でいますでしょうか。
無理をおして「映し」続けるなら、余計に人との関わりが希薄になるように思えてなりません。

誰かと比べて自分を大きく見せたり卑下したりせず、自分らしさを保つのが大切ではないですかね。
もちろん、知的探究心は大いに深めるべし。せっかくの「在宅」時代ですから大いに研鑽しましょう。


さて、
お彼岸までは少し時間がありますが、
今般の自粛要請下、ご事情でお参りが難しいという方や
納骨、永代供養、各種法要など仏事全般でお悩みの方は、
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
当院では家族葬をはじめご葬儀についても承ります。
ご連絡頂けましたら、随時ご案内申し上げます。
まずはメールでも結構です。






ありがとうございます。

                                                     合掌


☆今月のお話  法話アーカイブ 


Copyright (C) 徳臧院. All Rights Reserved.