今月のお話
「貪瞋痴（とんじんち）」・・・
早いですね。時間だけが喧騒も気忙しさも
全部追い越して、暦は年の瀬を迎えました。
二年に及ぶ災禍の中で今また新たな脅威が
広がりつつあるから余計にそう思うのかもしれません。
今年を振り返って記憶に残るのは、恐らく自粛生活の切り取り場面ではないでしょうか。
楽しいこともあったでしょうが、総じて思い悩む日々の連続。
せめて来年への期待を込めてみたいですね。
さて、本欄、今年最後は貪瞋痴をあげさせていただきました。
貪瞋痴とは仏教の心の三毒と言われるもの。
貪（とん）は、むさぼること。際限のなく欲する心です。
瞋（じん）は、感情をぶちまけること。激しい怒り、妬み、恨む心です。
痴（ち）は、無知であること。自己弁護、自己の利益しか考えない心です。
つまり貪瞋痴は、貪欲で、感情の抑制が効かない、自分勝手な「貪（むさぼり）」と
「瞋（いかり）」と「痴（おろかさ）」を表した言葉です。
困難な時代がゆえ、自らを律していきたいものですよね。
あらためて、皆様には今年一年おつきあいいただき、心より感謝申し上げます。
来年こそは良い年となりますよう、そしてこの災禍を乗り越えられることを
ご祈念申し上げます。皆々様、良いお年をどうぞ。
☆納骨や永代供養、各種法要をお考えの方は、
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ありがとうございます。
合掌