「家和万事成(いえわしてばんじなる)」・・・
再びの緊急事態宣言で、新年の慶びは薄れてマスクの層だけが厚くなるばかりですね。
災禍の只中にあっては、日々の暮らしはもちろん、年中行事をはじめあらゆる季節の物事が
色褪せてしまいます。暦をめくるだけの虚しさには閉口しきり。
今般、奇しくも在宅という課題を共有して、私たちは社会との関わり、家族、家庭を
もう一度見直すことになりました。いかに外に出ないで過ごせるか、そのためには
当然、家族の協力が必要ですからね。
令和の時代の在宅の心得がまさにこの「家和万事成」。
家の中が和やかならば万事は成功するという禅の言葉です。
核家族化が進んで、時代はインターネット中心の情報社会になり、
ともすれば食事中も一人ひとりが別の画面を覗いているのが普通になったとも聞きます。
しかし、今こそ原点回帰のときではないでしょうかね。
画面を伏せて、家族と向き合う。顔を見て話をする。ただそれだけのことが
いかに大切であるかを、件の災禍は問うているのかもしれません。
どうでしょう、もう一度、家の中でご家族と和やかさを確かめてみませんか。
お一人の方も変わりませんよ。大切な人と向き合う、ご先祖様に手を合わせる…。
人は様々なご縁で生きている(生かされている)と気づけば、自ずと「家和万事成」へ至るでしょう。
どうか、和やかなる心を大切にして、この苦難の時を乗り越えていきましょう。
さて、
本年も当院をよろしくお願い申し上げます。
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ありがとうございます。
合掌