「非風非幡(ひふうひばん)」・・・
依然として反自粛に近い生活を強いられ、
外出のマスクと一定の距離を保つ習慣はもうすっかり浸透しましたよね。
そうして迎えた梅雨。今度は大雨で各地ともに被害が広がっています。
恐れていたコロナ禍と自然災害の二つの脅威…。
今、私たちに突きつけられているのは未曾有の国難を
どう乗り越えていくかということ。逃げることも隠れることもできません。
しっかりと対峙するより他はないでしょう。
それには、まず正しく情報を精査する力が必要です。
なんでも鵜呑みにせず、また一つの側面からばかり見ないこと。
加えて冷静に読み解くこと。
どうでしょう、簡単そうで難しいては思いませんか。
非風非幡(ひふうひばん)
これは中国の禅僧六祖・大鑑慧能禅師の言葉です。
はためく幡を前に二人の僧が言い争って曰く、
一人は幡が動くといい、一人はいや風が動くという。
そこに禅師があらわれて、こういいます。
風が動いているのでも、幡が動いているのでもない。
動いているのはあなたたちの心である。
それぞれ自分の心を見つめ直しなさいと。
私たちは外的現象や対象にどうしても主観を持って、
判断してしまいます。
今般の災禍においてもそうでしょう。
行き過ぎた世論に乗じて、人間関係を壊してはいませんか。
人々が争うことで自然の脅威には勝てません。
落ち着いて、できることを丁寧に積み上げていきましょう…。
さて、
この梅雨があけたら、夏。
お盆のお参りや納骨や永代供養、各種法要をお考えの方は、
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ありがとうございます。
合掌