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今月のお話

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「惑業苦(わくごっく)」・・・



早いもので十一月も半ばを過ぎました。
一旦は収束しかけたようにみえた、コロナ禍でありますが、
秋の行楽シーズンを迎えた途端に第三波の到来が懸念されていますよね。

感染拡大防止のため、買い物一つにも注意しながら外出する今年は
とにかく出かけることにためらいが隠せません。

在宅ありきの日常生活が広く浸透して、情報も「もの」もインターネットで手に入れるのが普通。
ただ、それだけでは暮らしは成り立ちませんし、何より人は自然に触れてこそ生きているものだと
思うので、すべてが画面越しで済むはずはありませんよね。

簡単に手に入るようになった情報、ただ、その情報によって安心だけでなく不安も入ってくると
心得なければならないでしょう。結果、悩みが増えて、それが原因でまた不安に鳴る…。
この繰り返しはなんとか避けたいものです。

惑業苦

仏教では煩悩の原因として、貪(とん)=欲・瞋(しん)=怒り・痴(ち)=愚かさの三惑とそこから生じる業、
そしてその業がゆえの苦しみを輪廻すると説いております。
こうした業に惑うことが惑業苦なんです。

この負の連鎖を反転させるのは簡単ではないでしょうが、
災禍の続く今こそが、最大の反転機会だと思いませんか。
不安にかられるのは仕方がありません。
ただ、それを乗り越える力は皆さんお一人おひとりにあると信じております。
必ずこの難局を乗り越えられる信じて、一日一日大切に過ごしていきましょう。


さて、
いろんなご事情でお参りが難しいという方もおられます。
また納骨、永代供養、各種法要など仏事全般でお悩みの方は、
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
当院では家族葬をはじめご葬儀についても承ります。
ご連絡頂けましたら、随時ご案内申し上げます。





ありがとうございます。

                                                     合掌


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