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今月のお話

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「観自在(かんじざい)」・・・



          


聞くところによれば、
今年の桜の開花は記録的な早さだそうで、
4月を待たずにあちらこちらで満開となりました。

梅のほころびに春の気配を感じたのも束の間、
もう、5月の陽気に包まれるのですから、
季節の移ろい、時間の経つのは本当に早いものですよね。


さて、
私たちは、インターネットを使って、
どこにいても世界中の出来事や風景を即時に
見ることができます。
知りたいことも、ボタン操作ですぐに「検索」、
重たい辞書を持たなくても、あるいは、大きな図書館へ
いかなくても「みる」ことは可能となりました。


ここで、あらためて思うのですが、
本当に自分のみたいものを
自由にみているのでしょうか。


どこかに思い込みや慢心はないでしょうか…。

禅の世界では、あらゆる悩み、こだわり、
囚われから脱却し、あるがままの姿をみること。
そして自由に生きることを目指します。

それが観自在ということ。


観自在菩薩様は、その名の通り、
世界を自由にみることのできる菩薩様です。


しかし、私たちが
あるがままの世界をあるがままにみるというのは、
決して簡単ではありません。


誰かが良いと言ったから、
有名人が持っているから、
そういう意識が先に立って、
そのものをみることがおざなりになることも
少なくないでしょう。

足早の春、一期一会の季節の趣を
あるがままにみてみたいものです。


    

さて、
お出かけにはちょうどいい季節となりました。
お墓のことや納骨そして永代供養など
この時期に、ぜひ一度当院までご相談ください。
ご連絡頂けましたら、随時ご案内申し上げます。









ありがとうございます。


                                                     合掌


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