「掬水月在手(みずをすくえばつきはてにあり)」・・・
9月の声を聞いた途端に、
辺りは何となく秋色を帯びた様子で、
まだ日中は暑い日が続きますが、
少しずつ季節が移ろうのを感じます。
過ごしやすくなった夜を
賑やかにするのは、秋の虫たち。
そんな彼らを照らし出す月夜もまた秋の魅力。
月夜に繰り広げられるそんな「宴」は
実に趣深いものですよね。
澄み渡る空に輝くお月様。
かけても満ちても、
風情があっていいものです。
仏教では、お月様の
お話がいくつもあります。
掬水月在手もその一つ。
掌にできた小さな水面にも、
月は映し出されます。
想像してみてください。
手にした光りと秋の気配を。
遠く輝くあの月が、
間違いなく自分の手の中にある・・・。
誰の手にも、平等に注がれる光りは、
普遍的な悟りの世界を
言い表しているのかもしれませんね。
これからの季節、
月夜を楽しんでみては
いかがでしょうか。
さて、
もうすぐお彼岸です。
納骨、永代供養、法事などでお考えの方は、
どうぞ、当院へお気軽にご相談ください。
ご連絡頂けましたら、随時ご案内申し上げます。
ありがとうございます。
合掌