「時時勤払拭(じじにつとめてふっしきせよ)」・・・
今年の一文字に選ばれたのは「安」。
文字の向うに込められた思いとは。
安心、安全、安らぎ・・・
皆さんはどんな言葉が綴られたのでしょうか。
また、
一年のふりかえると、時々の出来事は
あるものは鮮明に、あるものは不確かなまま、
思い出されます。
それは偶然と必然の織りなす日常ゆえ。
ある程度の時間が過ぎてみて、
はじめてその出来事の顛末が
理解できることも少なくありません。
過去や未来に囚われずに
日々を積み重ねていくのみ。
私たちは今日一日に感謝して
いかに生きるかが大切なのではないでしょうか。
時時勤払拭。
毎日行う事の大切さを説いた禅の言葉。
心に積もる埃や塵を日々払っていくことに、
意味があるのであって、
まとめて一気になどと考えてはなりません。
一年の締めくくりに、自身の心と向き合って
紡いできた「一日」を考えみてはいかがでしょう・・・。
さて、今年も一年間、ありがとうございました。
来年もどうぞ、徳蔵院をよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございます。
合掌