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今月のお話

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「相即相入(そうそくそうにゅう)」・・・





立春を越えたとはいえ、まだまだ寒さが
続く如月の季・・・。

年明けから、凄惨な事件が続きます。
命の重さをあらためて考えるにつけ、
その儚さ故に何よりも尊いものだと
思わずにはおられません。

地球温暖化対策、経済連携、
安全保障・・・・。

あらゆる面でグローバル化した現在は、
一国の問題がすぐに世界中に波及し、
何らかの形で影響することは私たちにも
理解に容易なところです。

情報社会の持つ功罪なのでしょうか。
即時性が生む巨大なうねりが、
ときに人を飲み込み、その生き死にまで
危うくすることもあります。


「個」として生きる。
「公」の中で生きる。


二元論では見えない複雑な社会に
今、私たちは生きているのです。

相即相入


これは仏教語で、
一と多、あるいは一と全体というのは、
相互に深く関わり、切っても切れない縁にあるというもの。

相即とは、「多」の中にある相対的な「一」、
「多」は個々の「一」の集合体に他ならない、
その相互の関わりを意味しています。


相入とは、「一」の働きが「多」に影響を及ぼし、
「多」はその働きの集合体であり、相互作用であるという意。


真のグローバリゼーションは、個々の縁を理解し、
相互理解と共通認識の積み上げが欠かせないでしょう。

命に対する普遍的尊重が醸成される社会を
切に願うのですが・・・。




ありがとうございます。


☆さて、春のお彼岸の準備はできておりますでしょうか。
 納骨、永代供養、その他当院までお気軽にご相談ください。



                                                     合掌


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