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今月のお話

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「達人(たつじん)」・・・




雨ばかりが目立った夏、
各地の被害には驚くばかりですね。

被災されました方たちに、
心よりお見舞い申し上げます。


さて、
節電、節水、省エネ・エコ・・・。
夏の心得として定着した観のあるこれらは、
かつて「当たり前」とされた清貧の気構え、
先人たちの知恵であったと、あらためて思
うのですが、そんな古くて新しい感覚を、
より身近に実践されている多くの方達に
この夏お会いできました。

ヨシズがけや植栽のカーテンで遮光、
雨水の再利用、自動車から自転車etc・・・。


平成の「達人」は、携帯やタブレットを使いつつ、
ネットの情報に流されず、自身の五感を研ぎすまして、
今日を生きる人たちなんです。
達 人


一般的には巧み、上手な人という
意味で用いられる言葉ですが仏教では、
真理に達した人、「悟りを得た人」を達者と申しまして、
「達者で何より」というような健康を意味する用法もまた、
悟りをひらいた人は肉体的にも健やかなのではという見方
からできたものなのでしょう。

達人(達道人とも言います)は、達者と元の意味は同じ。
ただ、「〇〇の達人」など、その道に秀でた人、精通し
た人をさして表現されるので、夏場のエコに関しては
やはり達人がふさわしいと思います。

もちろん、夏に限らず「達者」でありたいともの。
やはり、先人の知恵にそのヒントを探してみましょうか・・・。


これから、実り秋ですが、まだ残暑が続きや台風も心配されます。
どうぞ、皆様にはお身体そして、天候にもお気をつけくださいますよう、
お願い申し上げます。


お彼岸のご相談と合わせまして、
お墓のこと、永代供養、納骨など、
お困りのことがございましたら、
どうぞ、当院までお問い合わせください。



ありがとうございます。



                                                     合掌


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