「花開蝶自来(はなひらけばちょうおのずからきたる)」・・・
春霞かと思いきや、大陸から流れてきた黄砂かPM2.5か・・・。
あまり好ましくない春の空気には正しく閉口してしまいます。
皆さんどうぞ、外出の際はお気をつけください。
さて、様々な草花が咲き始めております。それもまた「春」の便り。
一枝にみる清楚な梅、サクラソウやナノハナのように、
色とりどりの花弁が織りなす美しさなど。それぞれに
きれいな姿で私たちを楽しませてくれますよね。
しかし、花たちは人間に愛でられたいから咲いている訳ではありません。
ただ、自然のあるがままに咲いているのですから。
人知れず咲き、人知れず散っては土に返る。
いにしえより続く、自然の営みには人智を超えた
何かを感じてしまうのですが。
花開蝶自来。
冬の寒さに耐え、芽を出して花をつけ、そこに蝶たちも
自然とやってくる。そこには何の作為もない、ただあるがままに。
人もまた、「今」を精一杯に生き、そして自分と向合うことで、
自ずと他者からも認められるものではないでしょうか。
地味であり、時に辛く、虚しく、あるいは退屈なことの
連続かもしれませんが、人はその営みをもって「今日を生きる」
ものと思います。
そうして、春は誰にもやっ来るのです・・・。
さあ、暑さ寒さも彼岸までの通り、
お彼岸を前に一日ごと、暖かくなってまいります。
ご先祖様にお参りすることから、春のスタートをしましょう。
ありがとうございます。
合掌
☆お彼岸、墓所、納骨、法要のご相談は、
当院まで、お問い合わせください。
合掌