「無常(むじょう)」・・・
気がつくと暦は10月。
振り返りますと今年は雨続きの夏で、各地の被害が記憶に新しいところですが、
癒される間もなく、飛び込んできたのが、御岳山の噴火。
まずは、犠牲になられた方々に心よりご冥福申し上げます。
報じられる映像や音声がその生々しさを伝え、
突然襲った自然の猛威、凄惨な現場に、ただ心が痛みます。
自然は、その美しさや恵みに対して、
畏敬の念を忘れることはできません。
また、一瞬にすべてがしてなくなるという
感慨は自然災害だけにとどまらず日々の生活にも
感じられるように思います。
私たちの周りにはたくさんの不条理が満ちていて、
不安が尽きない状況にあります。
バブル崩壊後、この20年にあって、それが強くなった
気も致します。
無常
サンスクリット語の「アニトヤ」の訳語で、
一切のものは消滅し、変化して永遠不変はないということの意。
諸行無常は、仏教の中心的な思想なのです。
だからこそ、今日一日を生きることを
大切にしなければなりませんよね。
木々が色づき、錦秋に彩られる季節、
足下に舞う病葉一葉に、この夏を生きた証を
感じずにはいられません・・・。
さて、奈良の秋はいにしえの織りなす物語、
素敵な名所がたくさんございます。
どうぞ、皆さんで足を運んでみてください。
また、当院のある香芝にもぜひ、いらしてください。
あらためて、ご先祖様、故人を偲ぶとともに、
納骨や法要など、お困りごとがございましたら、
お気軽にご相談ください。
ありがとうございます。
合掌