「自由自在(じゆうじざい)」・・・
秋が日ごとに赤くなっていました。
陽だまりを探してしまう午後、銀杏、紅葉、楓・・・。
紅黄に染まりはじめた樹々は、私たちを楽しませてくれますよね。
実りの秋が織りなす錦秋の美を愛でる時間も惜しんで、
今、受験生諸君は合格という「実り」へ日々精進していることと思います。
さて、受験と申しますと、
その昔、赤本、まめ単そして各教科の参考書を、ずいぶんと手にした記憶がございます。
その中に「自由自在」というシリーズがありまして、ご記憶の方も多いのではないでしょうか。
(今もあるそうです・・・)
分厚い装丁が特徴で、この内容がすべて理解できたら受験は「自由自在」・・・?
この「自由自在」という言葉。
自由とは、サンスクリット語の「スヴァヤン」の訳語で、
他からの影響や束縛を受ける事がない独立している穏やかな境地を意味します。
自在とは、サンスクリット後の「パンター」の訳語で、
煩悩の端居から解き放たれた自分の思うがままの境地を意味しております。
いずれも、さとりの境地を言い表した言葉なのです。
自由であれば、すなわち自在である。
自在であれば、すなわち自由である。
これが仏教としての「自由自在」です。
一般的には「さとり」とは無関係に、勝手気ままなふるまいという感じでも
転用されておりますが、やはり、心を引き締めて
来るべき合格のため、がんばっていただきたいと願うばかりです・・・。
そうして、人生の節目においては、
まず、ご先祖様に感謝を込めて、ご報告しませんか。
心のゆとり、安心、明日への勇気がきっと得られるものと信じます。
納骨、永代供養、お墓のこと、そして法要など、思い立ったときは、
当院にお気軽にご相談ください。
ありがとうございます。
合掌