「道 具」(どうぐ)」・・・
5月になりました。
風薫る、1年で最も爽やかな季節。
桜にかわって、ヤマブキやフジ、ハナミズキそしてツツジなど、初夏へと咲き続ける花々の宴も続きます。
また、進入学・就職など、この春から始まった新しい生活に
慣れてくるのが5月。
まずは、五月晴れのもと「一休み」しましょうか。
さて、このゴールデンウィーク、皆さんどのように過ごされますでしょうか。
それぞれの楽しみ方があると思いますが、最近は、インターネットで、下調べをしていくのが普通とのこと。
電車の手配、宿泊、食事なんかもすべて「先取り」。
場合によっては当日にネットから申し込む方が割安だったりするそうです。
携帯電話やスマートフォンという文明の利器は、数ある道具の中で、
特別な、いや一番身近なものなのかも知れません。
道具。
本来は仏教修行に必要な最小限の用具のことをさしておりました。
古代インドの修行僧の{道具}は、三依一鉢(さんえいっぱつ)=三種類の衣と食器が一つ=だったそうです。
そして時代が進むに連れていろんなものが加わり「六物」=三衣と鉢に坐具(寝具のようなもの)、
漉水嚢(ろくすいのう-水を濾過する袋)が付加されたもの=や、「十八物」=この六物に楊枝、澡豆(そうず-洗濯粉)、
瓶(びょう-水がめ)、錫杖(しゃくじょう-つえ)、経典と律(経典と戒の本)、菩薩像と仏像など十四物を加えたもの
※ただし、この場合三衣を一物としてあります=となりました。
現在は、先述したようにインターネットとモバイルが
時代の道具=ツール=なんでしょうね。
どんな道具も、使う側の心得が大切です。
道具に溺れることなく、ひとつ一つ心して使いたいものです。
爽やかな風を感じに、そしてご先祖様に会いに、
ぜひ、当山へお参り下さい。
また、墓所、永代供養、納骨のご相談も、
お気軽にお問い合わせください。
ありがとうございます。
合掌