「親玉(おやだま)」・・・
立春を過ぎて寒波が全国に
押し寄せて来てきた2月です。
特に関東以北は雪害に加えて未だに大きな余震が続いており、
不安材料はなかなか払拭できません。
首都圏の大型地震の発生予測もいよいよ
現実味を帯びて来たように伝えられます。
今は、それぞが「出来る防災・減災」に努めて
いくしかないと自戒する次第です。
さて、年明けの国政は、消費税増税をはじめ、
社会保障の枠組みを決める抜き差しならない
状況が続いております。
党利党略の、あるいは閉鎖的官僚主導の帰結とならぬよう、
こちらも意識を持ってみていかなくてはなりません。
やはり、求められるのは真のリーダーシップということなんでしょうか・・・。
悲しいかなリーダーははっきりと見えませんが
そこかしこに親玉らしきものは「見え隠れ」しているような・・・。
「親玉」
これは皆さんもご存知のお数珠(念珠)。
その中に一つだけ大きな玉が混じっているのをお分かりでしょうか。
その一番大きな玉を親玉といい、小さな玉をたくさん引き連れているように
みえることから、仲間や集団の頭に立ちリードする人物を「親玉」と
呼ぶようになったそうです。
ちなみに、お数珠は古代インドのバラモン教で、呪文を唱える時に
数を数えるのに使ったのがそのルーツと伝えられています。
玉の数は仏教の教えにある人間の煩悩の数、108つが基本。
かえりみて、今、私たちがリーダーを待ち望むということは、決して「あなたまかせ」
を意味しているものではありません。
本当の意味でリーダーと共に自分たちが「行動する」
ことだと思います。
良い意味で親玉に期待したいものです。
まだ、しばらく、寒さが厳しいようですから、
どうぞ、皆さん、お身体には十分お気をつけ下さい。
お彼岸のお参りや、納骨・永代供養、その他仏事のご相談がございましたら、
お気軽に当山までお問い合わせください。
ありがとうございます。
合掌