「応病与薬(おうびょうよやく)」・・・
少しずつ元の生活が戻りつつある春の日にち。
まだ春風を直接感じることはまだ憚られるのでやはりマスク越しとなりますが、
それでも三年ぶりに普通に外出できる空気ができつつあるのは嬉しい限りです。
長く続く災禍の中で私たちは、生きることの困難さをこれでもかと突きつけられています。
例えば、病院に行くのが大変な状況は今も変わりませんよね。
かつて町の病院、地域のお医者さんが多かった時代は、そこに通う人達とのコミュニケーションは
今の時代に比べてはるかにとれていて、患者さんそれぞれに適した施術処方が迅速にできていたと
思うんですね。これは、何も今の医療を批判しているのではなく、インターネットのない時代の、
功の部分だったという回顧。画面越しの対局の物事のたとえとして思い返されるわけです。
応病与薬という言葉は、相手の性質や状況に応じて適切な処置を講ずるという意味です。
どんなに専門的な知識を持っていても相手に伝えなれなければ仕方がありません。
つまり、相手の理解に応じて、言葉を選んでいくのは、今でいう上から目線ではなく、
まさに応病与薬となりましょう。
終息宣言はまだ先になると思いますが、都度に丁寧な説明を関係所管に求めると同時に、
私たちも冷静にしっかりと耳を傾けていく必要があります。
どうぞ、良き春の日をお過ごし下さい。
さて、
様々なご事情でお参りが難しいという方や
納骨、永代供養、各種法要など仏事全般でお悩みの方は、
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
当院では家族葬をはじめご葬儀についても承ります。
ご連絡頂けましたら、随時ご案内申し上げます。
メールでも結構です。
ありがとうございます。
合掌