「一寸坐れば一寸の仏(いっすんすわればいっすんのほとけ)」・・・
年度が変わって、いよいよここからが今年の始まりという感じでしょうか。
四月の持つ力と申しますか、花が咲き、新芽を伸ばすこの季節の自然の力が
私たちの背中を優しく押してくれるように思います。
しかし、世界に目を移せば、紛争や災害、経済危機、特に食糧やエネルギーの問題が
間近に迫りつつあります。続くコロナ禍と相まって、時代はどう移り変わるのでしょうね。
私たちは、過去からもそして今起きている出来事からも学ばなくてはなりません。
命の大切さをともに語り、守り育むこと。生きる糧を分け合い、ともに生きること。
それはとりもなおさず、先人たちの経験から学び継がれてきたことに他なりません。
誰もが無意識に「いただきます」「ごちそうさま」「ありがとう」を口にする。
生活に溶け込んだものすべてがそうです。
一寸坐れば一寸の仏。
ほんのわずかな時間でも座っている時間は仏になる。という意味です。
時間の長さを問うているのではなく、一瞬の一瞬「今」を生きることの大切さと、
先ほどの先人たちの知恵の継承と同じく、自然と身に付いていくべき仏様の教えを
短く言い表しているのではないでしょうか。
春からの新生活。今という時間を精一杯に生きられますよう、心よりお祈り申し上げます。
さて、
少しずつ日常が戻りつつありますが、
様々なご事情でお参りが難しいという方や
納骨、永代供養、各種法要など仏事全般でお悩みの方は、
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
当院では家族葬をはじめご葬儀についても承ります。
ご連絡頂けましたら、随時ご案内申し上げます。
メールでも結構です。
ありがとうございます。
合掌