「明歴々露堂々(めいれきれきろどうどう)」・・・
十月の声を聞いても日中の気温は三十度を超える日が続きますよね。
虫たちの声だけが季節変わりとともに入れ替わったので夏ではないと理解しますが、
これで蝉が鳴いていたら…いやいや、そういっても確実に秋は進んでいます。
その証拠に先月は見事な中秋の名月でした。みなさんはご覧になれましたか。
仏教には、この月のお話がいくつも出てまいります。
今月の言葉の明歴々露堂々もまたその一つ。
まず明歴々露堂々とは、何か。わかりやすくいいますと、目にはっきりと現れてくるということ。
そのはっきりあらわれていることに気づけないことが実に多いんですね。
そのたとえとして、月が用いられるわけです。
今日は雲が多くてお月様が見えない。と、普通はこうなりますよね。しかし、月はちゃんとあります。
雲が隠そうが、お昼間だろうが、です。そうなんです、月はあるんです。このことを理解するなら、
今私たちの水塚にあるあらゆるものは、みんなちゃんと存在しているときづくというもの。
一つの視点にとらわれることなく、しっかりと「気づく」よう心がけたいものです。
さて、
近畿も緊急事態宣言が解除となりました。
これから少しずつ日常が戻ってくると思いますので、
まずは皆々様ともご自愛のほどよろしくお願い申し上げます。
納骨や永代供養、各種法要をお考えの方は、
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当院では家族葬をはじめご葬儀についてもご承ります。
ご連絡頂けましたら、随時ご案内申し上げます。
ありがとうございます。
合掌