「律儀(りちぎ)」・・・
緊急事態宣言が解けて、まちには少しだけ活気が戻ってきたようです。
といっても、依然としてマスクの奨励と不要不急の外出は避けるようにと、
但し書きがついたまま。学校も職場も、地域社会も以前の様子には
程遠いのが現実でしょうね。
しかし、今般のコロナ禍をはじめ、なにか災害が起きた時に
世界から注目される日本の姿があります。それは、国民性。
どんな国民性かといえば、謙譲の精神、相手を慮る心。
そうです、日本人は実に律儀な国民性を持っているということなんですね。
一部の心無い人が災禍に乗じてマスクなどを転売するニュースはありますが、
それ以上に、例えば手作りマスクを配布するといった善意の物事が溢れているわけです。
ですから宣言解除後もそれぞれに「自粛」を忘れてはいません。
律儀とは、
仏教語で抑制や防止を意味するサンスクリット語「サンバラ」の意訳。
そこから戒律を重んじ身を制する、今日の「りちぎ」になったわけです。
人間関係や社会規範において、監視管理の情報技術が喧しい中、原点に立ち返れば
人が有する律儀さを磨き上げていくことも大切ではないでしょうか。
日本の「心の文化」をもう一度見つめてみたいと思いませんか…。
さて、
これから梅雨に向かいますが、
引き続き体調管理にお気をつけください。
そうして、紫陽花の咲く季節、
納骨や永代供養、各種法要をお考えの方は、
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当院では家族葬をはじめご葬儀についてもご承ります。
ご連絡頂けましたら、随時ご案内申し上げます。
ありがとうございます。
合掌