今月のお話
「妙好人（みょうこうにん）」・・・
近年は季節の端境を
肌で感じることが少なくなりました。
曰く、一年を通じて適温を保つ環境が整えられていること。
あるいは気候変動によって暦通りの季節が失われつつあること…。
加えて、
今年はコロナ禍の自粛生活が続いております。
外に出て思いっきり季節を感じられぬまま10月を迎えたんですよね。
それでも、秋の草花を見れば四季のある暮らしを確認できますし、
樹々を渡る風にもそれを知らされます。
この小さな日々の発見がどれだけ心を和ませてくれましょうか。
何となく救われた気持ちなるのは言い過ぎですかね。
今回の仏教の言葉、妙好人は仏の教えによって幸せになれた人を表します。
また仏の教えで絶対の幸福を得た人は、その希少さから白蓮華に例えられ、
この花のような人をして
好人（こうにん）、
妙なる好人妙なる好人（みょうこうにん）、、
更に「上上人（じょうじょうにん）、
その一つ上に希有人（けうにん）、
そして最上に最勝人（さいしょうにん）という五通りの称賛をされたそうです。
妙好人になれた?気がするなどとはおこがましいですが、
秋の趣に触れて疲れた心と体が癒される時、かの教えになぞらえた、
有り難さだけはわかる気がいたします。
日々是秋日…。
一日一日を大切に生きたいですね。
さて、
秋が深まるなか、
納骨、永代供養、各種法要など仏事全般でお悩みの方は、
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
当院では家族葬をはじめご葬儀についても承ります。
ご連絡頂けましたら、随時ご案内申し上げます。
ありがとうございます。
合掌