「有無同然(うむどうぜん)」・・・
残暑お見舞い申し上げます。
猛暑酷暑が当たり前の夏。
お盆を迎えて暑さもピークといったところでしょうか。
また帰省ラッシュに台風の動きが重なるとかで
なかなか心休まるお休みとはいかない様子。
どうぞ、事故や怪我のございませんようお願い致します。
そんな帰省の様子を見ながら、
例えば飛行機ならファーストクラス、列車ならグリーン車に乗れる人は
きっと幸せに違いないと、ちょっと僻(ひが)んだことはありませんか。
かくいう筆者もその一人で海外へ避暑に出かける人をみてはため息をつく口なんです。
これは、今の自分の不安や不幸を誰かと比較してしまうから何でしょうね。
しかし仏教では、お金や地位名誉など、無ければ無いで悩み苦しみ、
あったらあったで同じように苦しむものだと説いております。
それが「有無同然」(大無量寿経)というお釈迦様の教えなんです。
そうして、
その苦しみの元は何かといえば、自分の中にある暗い心に他なりません。
過去を悔み、未来を憂うことなく、ただ「今」を精一杯生きることが
この暗い心打破する術では無いでしょうか。
妬むより感謝で綴る日々こそ、豊かな人生だと思います。
まだまだ暑さが続きますが、どうぞ、お体に気をつけてお過ごしください。
さて、
お盆はご家族でお過ごしでしょうか。
ご先祖様と向き合う時間をどうか、大切にしてくださいね。
また、お墓のこと、また納骨や永代供養、
各種法要をお考えの方は、いつでもお気軽にお問い合わせください。
当院では家族葬をはじめご葬儀についてもご承ります。
ご連絡頂けましたら、随時ご案内申し上げます。
ありがとうございます。
合掌