「常住(じょうじゅう)」・・・
錦繍で彩られた山々に冬の気配が
降りてきて、そうして霜月は
穏やかに過ぎていきました。
四季のある日本の趣でしょうね。
季節ごとに自然の美しさ、雄大さを
間近に感じることができるんですからね。
暑さ寒さに耐えて生きてきた
先人たちの想いを馳せながら、
奢らず、謙虚に自然と向き合うよう
今また気持ちをあらたにしております。
冬枯れをまえにして思う無常、
諸行無常、是生滅法、生滅滅已、寂滅為楽…。
世の物事はすべて常に変化し続けていて
絶対不変はないということは、誰しもが
一度は得心する理(ことわり)ではないでしょうか。
それに対して常住「常住不断」は
常にあり続けたいという強い意志のあらわれです。
仏教では、過去や現在そして未来と変わらずに
存在し続けることを意味します。
常住、そして無常。私たちはいつも
この二つを抱えて生きているのです…。
さて、
寒さが本格的になってきました。
どうぞ、ご自愛のほどお願い申し上げます。
当院では納骨や永代供養、お墓のこと、
そして各種法要のこともお気軽にご相談いただけます。
ご連絡をいただけましたら随時ご案内申し上げます。
ありがとうございます。
合掌