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今月のお話

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「 閑古錐(かんこすい)」・・・



          


あけましておめでとうございます。
本年も徳蔵院をよろしくお願い申し上げます。


さて、今年は戌年です。
戌年という干支は、勤勉努力の相をあらわすそうで、
戌年の方に限らず、こうありたいものですよね。

人はそれぞれに努力をして自分を磨き、
自己実現を目指します。
時には誰かに助けられて、
またあるときは誰かと切磋琢磨しながら、
そうして一歩ずつ進むもの。
それが生きるということではないでしょうか。


ただ若いときというのは、わからないままに尖っては
我を押し通したり、意図せず人を傷つけたりすることもありましょう。


突き進むほどに、つい、
まわりが見えなくなるときは誰にもあります。

閑古錐とは、
古くなって先が丸くなった錐(きり)のこと。
この使えなくなった錐にはそれだけの円熟味があって、
今までひたすら穴を開け続けて来た凄みがあります。

禅の世界観的として、
この閑古錐を目指すというのは、
丸い円熟味のある人となりべし。
と、いったものなんですね。

いたずらに競争することなく、
心静かにこの一年も過ごせたらと思うのですが・・・。


あらためまして、
皆様にとって、
今年一年が幸多き年となりますよう、
心よりご祈念申し上げます。


また、この冬、
お墓のことや納骨そして永代供養で
お悩みの方は、ぜひ一度当院までご相談ください。
ご先祖様を敬いご供養することは今を生きる私たちの
大切なつとめでもあります。
どうぞ、安心してお気軽にご相談ください。
ご連絡頂けましたら、随時ご案内申し上げます。









ありがとうございます。


                                                     合掌



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